道の秘密
仕事、買い物、遊びに行くとき、誰でも必ずお世話になるものがある。(50)だ。当たり前のように存在し、多くの人に利用されているが、様々な工夫がされていることはあまり知られていない。
例えば、高速道路や大きな道路の多くで雨水が道路上にたまりにくい設計になっていることは(51)。道路表面に小さな無数の穴があり、水が舗装の下に抜けるという仕組みだ。高速道路で雨の日に事故が多かった地点も、この舗装にした後、雨の日の事故が約 80%減少したという。
(52)、寒い地域では雪や氷が原因でスリップ事故が多発する。そのため、雪や氷を砕く機能をもった道路が開発されてい る。粒状のゴムなど、柔軟性のある小さな素材を道路に埋め込み、車の重みで道路をわずかに変形させて雪や氷を砕く。カーブや坂道などをそういう舗装にすれば、道路に雪や氷が密着するのを防ぐことができ、スリップの危険性が減る。
道路表面の温度を下げる(53)。道路は太陽に熱せられ、夏は特に熱くなりやすい。そこで、太陽光線の吸収を防ぐ物質を表面に塗ることで温度上昇を抑えている。この舗装により、道路の温度は最大10度以上も下がる。人やベットが歩く公園や歩道にぴったりだ。
これら以外にも、様々な機能の道路が日々開発され、利用されている。道路の違いは見た目にはよくわからなし、かもしれない。しかし人々がより安全で快適に暮らせるよう、足元で(54)。