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脳は、もともと飽きっぽくできているものです。ですから、同じことを三日も続けられない人が多いのも、実は当然のことなのです。では、どうすれば長く続けられるのかというと、脳を「だませば」いいのです。①脳を「だまして」、やる気を起こきせる。その4つの方法を紹介しましょう。
 1つ目は身体を動かすこと。身体は脳に支配されていると思われがちですが、本当は逆です。「やる気が出たからやる」のではなく、「やるからやる気が出る」のです。ですから、生活のリズムをくずして、日曜の朝、寝坊することはおすすめできません。脳を活発に動かすためには、スケジュールを立てて、身体を動かすこと。場所の移動も効果的です。
 2つ目は、いつもと違うことをすることです。脳は初めての物事に対すると脳の奥深くまで動かして、問題を処理しようとする。ところがいつもと同じことなら、脳全体を使わなくても、処理できてしまうからです。
 3つ目は、達成感。つまり、やって良かったと思えること。子どもが、いいことをして親にほめられたり、お菓子やお金をもらったりすると、とてもやる気が出るのと同じです。
 4つ目はイメージを強くすること。自分が成功する場面を想像して、その自分になりきることで、やる気が引き出きれるのです。
 ー流の仕事をする人というのは②この4つの方法を上手に利用しています。ですから、仕事がうまくいかないときも、損害を最小限におきえ、成功を続けすられるのです。

1。 (60) ①脳を「だまして」とあるが、どういうことか。

2。 (61) ②この4つの方法の例として、正しいものはどれか。