私たちは、最初に見たときの印象にしばられ、物事の一部をとらえて、そのすべてを知ったように思いがちだ。しかし、遠くから見れば美しい富土山も、近づくにつれて岩だらけの荒々しい姿に変わる。一つの風景も、見方によって違ってくる。
 だから、物を見るときは、ちょっとだけ立ち止まって見方を変えてみてはどうだろうか。一歩近づいて見てみる。時間をかけて、何を中心に見るかいろいろ試してみる。①そうすれば、きっと今までに見られなかった風景が見えてくるだろう。

1。 (59) ①そうすればとあるが、どうすることか。