今⽇は、元中学教師で、現在は⼤学講師の松⽥さんを紹介します。中学教師時代には校内暴⼒で荒れた学校を⽴て直し、野球部を5回も⽇本⼀に導いた松⽥さん。①「⾃⽴型⼈間」を育てるのが何より⼤事だと松⽥さんは⾔います。その指導⽅法の特徴は、まず具体的な⽬標を書かせることです。それに向けて⾃分の問題点をはっきりさせ、解決策を考えさせるのです。こうして、⾃ら考えて⾏動する⼈間を育成するのが松⽥さんのやり⽅です。
松⽥さんは、さらに②職場での上司(注)と部下の関係についても話っています。
「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに渡ろう、というのが先輩と後輩の関係。でも、上司と部下は違う。川の向こう側に部下がいて、上司は部下をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下のやる気は起こらない。部下の能⼒を⾼めてあろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対⽴関 係を恐れてはいけない。そのためには、部下を正しく評価すると同時に、⽋点もはっきり⾔うべきないです。」
松⽥さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに関わってやることが重要だ」と⾔います。「褒めるのもオーケー、叱るものオーケー。とにかく関わってやること。それが⼤事なんだ」。⼤⼈が⼦供を育てるときでも、教師が⽣徒を教えるときでも、上司が部下に接するときでも、基本的には同じだと⾔うのです。
(注)上司: 会社などどの職場で、⾃分より地位が上の⼈。部下は、地位が した 下の⼈