私の家の近くにある小学校では、最近、校庭が土から芝生に変わった。きれいな緑が広がる芝生の校庭は、とても気持ちがいい。今、日本各地の学校で校庭を芝生にしようという動きがあるそうだ。生にすると、子供たちは土の校庭のときより、積極的に外で遊ぶようになる。また、芝生には暑いときに校庭の気温を上がりにくくしたり、校庭の乾いた土が風で近所の家に飛んでいくのを防せいだりする効果もある。
 実は、私の家の狭い道も芝生にしてみたことがある。だが、すぐに枯れてしまった。あんなに広い校庭を芝生にして大丈夫なのだろうか。ちょっと心配になって、調べてみた。
 芝生には育つのが早い種類と遅い種類がある。そして、それぞれ良い点と悪い点がある。育つのが早い種類の芝生は、状態じょうたいが悪くなっても直りやすいが、長く伸びすぎないように何度も切らなければならず、世話を
する時間とお金がかかる。一方、遅い種類の芝生は、世話をする時間とお金はあまりかからないが状態じょうたいが悪くなるとなかなか直らない。また、どちらの種類の芝生でも、1 年に一ヶ月ぐらいは誰だ れも踏まない期間を作り、休ませる必要があるそうだ。その間は、子供たちも校庭で遊ぶのを我慢がまん しなければならない。
 「芝生の校庭」が成功した学校は、町に住む人々に芝生の世話を手伝ってもらっているところが多いようだ。きっと、家の近くの小学校でも芝生の世話をしてくれる人を募集しているに違いない。子供たちが元気に遊べる校庭が作れるよう、風も協 力 きょうりょくできたらいいと思っている。

1。 (34).この文章では、校庭が芝生になることでどのような変化があると言って いるか。

2。 (35)心配になってとあるが、何について心配になったのか。

3。 (36)芝生の特徴について、合っているものはどれですか。

4。 (37)家の近くにある小学校の「芝生の校庭」について、「私」は今、どう考 えているか。