先日、犬に引っ張られながら散歩している人を見かけた。きちんと教えれば飼い主に合わせて歩くようになるものだが、あの犬は教えられていないのだろう。
犬は教えなければ勝手に行動する。散歩のとき、行きたい方向へ自由に行かせていると、①飼い主は自分の思い通りになると思い込んで、力いっぱい引っ張ってしまう。また、歩くのがいやになると途中で座り込んでしまったり、ほかの犬と出会ったとき、散歩していることを忘れて遊びたがったりする。②こんなことがないように、しつける必要がある。
かわいいという気持ちは飼い主の自然の感情であり、いつもそばにいて面倒をみたいと思うものだ。だが、だれかそばにいないと落ち着けないとなると、犬もかわいそうだ。自立させることが必要だ。
静かに留守番ができるようにしつけることにより、飼い主がどうしても出かけなければならないときに、安心してペット・ホテルに預けることもできる。どんな環境になっても自立できるようにしつけよう。③それが愛情であろう。
人間と暮らすためには、我慢することが必要だということを教え、また、飼い主も社会のルールを守って犬と生活をしなければならない。
犬が嫌いな人もいれば、アレルギーが起こる人もいる。他人に迷惑をかけないように心がけよう。④人間も犬も上手に暮らしていく方法を身につけてこそ、楽しく過ごせるのである。