先日、新聞で、「国民の幸福度調査」の結果を見ました。仕事や教育、健康などについて、国民がどのくらい「幸せだ」と感じているかを数字で表して、国際比較したものです。日本は19位で、先進国の中では、かなり低い順位でした。驚いたというより、①「やっぱり」と思いました。私も含め、日本人は、あまり幸せだと感じていないようです。

でも、GDP(注)が日本の20分の1というブータン王国では、なんと、国民の95パー セントが「幸せだ」と感じているということです。そして、何があれば幸せと感じるかというと、「いい人間関係」でした。ブータンでは、地域が一つの家族の ように支え合って生活しているのだそうです。「健康と金と家族があれば幸せ」と感じる日本人とは違って、ブータンの人の幸せに「お金」は、あまり関係なさそうです。日本人も、そろそろ、幸せの価値を見直したほうがいいのではないでしょうか。

(東京都 主婦 56歳)

(注)GDP:国内総生産。Gross domestic product

1。 (1)この人は、何を①「やっぱり」と思ったのか。

2。 (2)ここでは、ブータンの国民はどんな考えを持っていると、言っているか。

3。 (3)この文章で、この人が言いたいことはどれか。