現在世界では太陽光発電、LED、リチウム電池、水の浄化装置などの開発及び販売競争が起こっています。日本の技術はどれをとっても一流です。しかし常に価格競争に巻き込まれて企業はどう利益を出したらいいのか悩んでいます。そこでこれらの技術をバラバラに売るのではなく、技術を集めた野菜工場を売り出すことにしました。
日本では50ほどの野菜工場が動いてます。畑で野菜を作れるのは年に2~3回ですが、工場では月に1回ぐらい収穫できます。また工場で作られた野菜は無農薬なので少し高くてもどんどん売れています。洗う必要もないのでレストランなどでも喜ばれています。北海道のような寒い地域では工場で作られた野菜が大活躍です。遠い暖かい地方から運ばれてくる野菜は運送費がかかりますが、現地で作られた野菜は輸送費が安いので価格でも十分に勝負できるようになりました。
この野菜工場のシステムを砂漠や寒い国に売ろうとしています。電気が来ない場所でも使えるように上に太陽電池パネルを取り付け、太陽の光の代わりに消費電力が少なくても済むLED電球を使いました。またできた電気を保存するためにリチウム電池を、さらに水の消費を抑えるために循環装置をつけました。こうした装置を1つの箱に入れて売るのです。野菜工場を輸出するのは始めてです。成功する気がしてきました。