市役所に、子どもたちが描いた「緑の丘から見た町の景色」の絵が飾られていた。その中に一つ、ほかとは違う絵があった。ほかの絵には丘かち見える家や木などが描かれているのに、その絵だけは、紙全体が青い色で塗られ、あちらこちらに白いものが描かれていた。たぶん、この絵を描いた子どもは、丘の上から町を見ているうちに空の青さと流れていく雲に心をひかれていったのだろう。そして、その空の美しさを紙いっぱいに描いたのではないだろうか。

1。 (5)ほかとは違う絵を描いた子どもについて、この文章を書いた人はどう言っているか。