「⼈が幸せになると、⾃分もうれしい気持ちになるんです」という⼈がいる。そこには動かぬ⽭盾が存在する。⼈を幸せにしたいなんてかっこいいことを⾔っておきながら、実際は⾃分がうれしいからそうしているだけなんじゃないか。直分の⾃⼰満⾜のために⼈を利⽤しているのではないか。これは利他主義の⽪をかぶった利⼰主義だ。だから、私は究極の利⼰主義者になろうと思う。実は利⼰主義は好き勝⼿に振舞えばいいように⾒えて、結構難しい。その時その時に応じて、⽬先の利益ではなく、後々の事も考えながらどうするのが⾃分にとって最善かを考えないといけないのだ。⾃分にとってマイナスの結果を招きたくなければ、⼈に迷惑はそうそうかけられないのだ。⾃分のやりたいようにやって、それでいて⼈の迷惑にもならない。それこそ私が⽬指すところの的⼰主義なのである。

1。 (1)筆者が理想とする「利⼰主義」とはどういったものか。