私は留学⽣だが、⽇本の⼩さな事務所でアルバイトをしている。先⽇、夏休みの旅⾏から帰ってきた同僚が、お⼟産のお菓⼦に配っていた。私も⼀つもらった。北海道と書かれた⼩さい袋にチョコレートが⼆つ⼊っていた。
私はその⼈とほとんど話したこともなかったので、急にお⼟産をもらってびっくりした。私の国では中のいい⼈にしかお⼟産を渡さない。しかし、となりの⼈に聞くと「①それは普通のことだよ。」と⾔っていた。⽇本では夏休みを取ってどこへ⾏った場合など、職場のみんなにお⼟産を配る習慣があるそうだ。全員に配れるように、ちゃんと数を教えてお⼟産を選ぶのだという。
よく⾒ていると、このちょっとしたおみやげを配ることには、いろいろとよい効果があるようだ。お⼟産を渡すことで、休みの間仕事を代わってくれた⼈に感謝の気持ちを表すことができる。また、みんなに配ることで、職場に同じ仲間だとういう気持ちが⽣まれる。さらに、お⼟産を渡した時に、「あ、○○へ⾏ったんですね。」などと②⾔われて、今まで話したことののない⼈と親しく話すきっかけにもなる。ちょっとしたお菓⼦が職場の雰囲気づくりに役⽴っているのだ。
私も今度国へ帰ったら、お⼟産を買ってきて皆に配ろう。もしかすると、③気になっていたあの⼈と話をするチャンスが⽣まれるかもしれない。