⽇本⼈は集団主義だとよく⾔われる。つまり、個⼈よりも皆で⾏動することや、みんなのために⾏動することを⼤切にするというのだ。
それにはさまざまな原因があるが、その⼀つに⽇本⼈が昔から「稲作(注1)」を⾏ってきたことがあると⾔われている。稲作では⽥植えや収穫など、みんなで⼀度⾏う作業が多い。また、より多くの稲を上⼿に育てるには、稲作で使う⽔を個⼈の⽥んぼだけではなく、地域全体を考えて管理する必要がある。
このような稲作を何千年も続ける中で、⽇本社会では「みんな」がとても重要な基準になっていったのだろう。
(注1)稲作︓ ⽶を作ること