A 冷房という技術は本当に素晴らしく、私たちは暑い夏に冷房のおかげでいろいろ助けられている。例えば、勉強でも仕事でも、暑い中、汗をかきながらやるよりも、涼しいところでやったほう
がずっと快適だ。
 B しかし、よいことばかりではない。実は、⼈の体温を調節する神経は5°C以上の急な変化を繰り返すことに弱いそうだ。夏の室外と室内の温度差は10°C以上になることもよくあり、そこを出たり⼊ったりしているうちに、この体温を調節する神経がうまく働かなくなることがあるのだ。その結果、疲れやすい、頭が痛いなど、さまざまな症状があらわれる。
 C そうなると、さらに悪いことが起きる。どこへ⾏っても冷房があるために、どんどん具合が悪くなったり、夏が終わるまで直らないということもあるのだ。それでは仕事や勉強どころか、遊びも楽しめないだろう。
 D このように、冷房な暑い夏を快適に過ごすための優れた技術ではあるが、思わぬ体調不良の原因にもなりうる。冷房の技術はありがたいものだが、⼤事なことは、その技術を上⼿に使うということだろう

1。 (12): この⽂章で⼀番⾔いたいことは何か