今朝は最悪だった。かけておいたはずの⽬覚まし時計が鳴らず、1時間も寝坊をしてしまったのだ。いつもは駅までウォーキングのつもりで30分歩いているのだが、もうそんな時間はない。バスを使うことにして、バス停に並んだ。しかし、今度はバスがなかなか来ない。時刻表には5分間隔と書いてあるのに、なんと20分も待たされてしまった。このままでは2時間近く遅刻してしまいそうだ。この前上司(注1)から「余裕を持って来るように」と⾔われたばかりなのに、ちっとも進歩しない。ああ、⾃分が怒られている様⼦が⽬に浮かぶ(注2)。駅で⼤事な事を気がついた。今⽇は⽇曜⽇だったのだ。⽬覚まし時計が鳴らなかったのも、バスが平⽇の時刻表通りに来なかったのも、今⽇が⽇曜⽇だからだったのだ。よかった。怒られないで済む。しかし、ずいぶん無駄な⼼配をしてしまった。私は得をしたような、損をしたような複雑な気持ちで家までの道を30分歩いて帰った。
(注1)上司︓会社で⾃分よりも地位が上の⼈
(注2)⽬に浮かぶ︓その様⼦が簡単に想像できる