⽇本⼈はまじめでよく働くと⾔われる。そして⽇本の技術⼒は世界的にも⾼く評価されている。まじめで⾼い技術⼒を持つようになったのはなぜだろう。それは⽇本の資源の少なさに関係がある。
 ⽇本は⽯油や鉄鉱⽯(注1)など製品の原材料となる資源が少ない。そのために原材料を輸出して利益を得ることができないのだ。その代わりに海外からそれらを輸⼊し、⾃動⾞や電気製品などの製品を作り、それを輸出することによって利益を得ている。つまり、まじめで働き、技術⼒を⾼め、良い製品を作る事が、⽇本が利益を得るためには必要なのである。
 資源が少ないことは、国にとってはマイナスであるように⾒えるが、必ずしもそうとはいえない。⽇本においては、少ない資源のおかげでまじめな国⺠性が⽣まれ、⾼い技術⼒が育ったとも⾔えるからだ。

(注1)鉄鉱⽯︓鉄の原料となる⽯

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