今の⼦供たちは、先⽣に問題を出され、先⽣から答えを教えてもらうことに慣れてしまい、答えばかりか疑問さえも⾒つけることをしなくなってしまったのではないか。知っていることが重要だと勘違いし、問題と答えを覚え、知識を得たことで満⾜してしまっている。それでは疑問を解く過程で味わう楽しみや、何⽇もかかって答えにたどり着いた時の喜びを味わうことができない。なんだか、かわいそうな気がする。
(⼩菅正夫「⽂藝春秋」2006年11⽉臨時増刊号による)

1。 (1)今の⼦供たちについて、筆者はどのように考えているか。