「馬鹿は死ななきゃ治らない」と、よく世間で言われているが、「親ばか」もここで言う、「ばか」の仲間に入るのだろうか。
「親ばか」というのは、子どもを( 1 )、子どものこととなると何も考えられなくなり、ただ子どものためだけを思って、他人から見れば、「( 2 )」というようなことをしてしまう親のことである。
浜さん夫婦には中学2年生になる息子がいる。1人息子だけに「目に入れても痛くない」と思うほどかわいがっている。先日この息子がスーパーでDVDを( 3 )警察に捕まった。ビデオにもその様子が映っていたし、見ていた人も何人かいたが、浜さん夫婦は「うちの子に限ってそんなことはしない。何かの間違いだ」と言い続けたそうだ。
浜さん夫婦は常識のあるごく普通の夫婦で、決して( 4 )ではない。が、その人たちがこのようになってしまうのである。親とは本当に不思議なものである。