始めは紛争の目的が土地や資源を得たいというものであったが、それらを得るために犠牲が多くなればなるほど、払った犠牲の分は取り返したいという感情が生じ、紛争がどんどんエスカレートする。また、これだけの犠牲を払ったのだから、絶対に相手に取られたくないという感情も生じ、紛争はますます激しくなる。あげくに紛争が終わった後、互いに得たものより失ったものの方が多いという結果に帰結することになる。どの紛争であろうが、勝って土地や資源を奪い取ったとしても確実に損のほうが大きいのは事実である。

1。 (1)紛争の原因として正しいものは