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 突然の雨で、傘がなくて困ったり、慌てて傘を買ったのにすぐ晴れてしまった、とい う経験をした人は多いだろう。必要な時だけ傘が借りられたら、どんなに便利だろうか。
 実は、①それが可能な町がある。この町は、「弁当を忘れても傘を忘れるな」という言葉があるように、とても雨が多い。そして、観光客の多い町でもある。傘がなくてもみんなが困らないように、最近、この町のあるグループが「貸し傘」活動を始めた。
 この傘は、観光客でも市民でも無料で自由に利用できる。現在、4500本以上がバス停やスーパー、公共の建物などの「貸し傘」用の傘立てに置いてあって、必要な時はそれを借りることができる。返すのは借りたのと同じ傘立てでなくてもいい。
 「貸し傘」を始めたグループでは、借りた傘は大切に使い、きちんと返してほしいと言っている。また、どこかに置いたままの「貸し傘」を見つけたら傘立てに戻すなどの協力もしてほしいと呼びかけている。

1。 (31)①それとあるが、何か。

2。 (32)「貸し傘」についての説明で、合っているものはどれか。

3。 (33)「貸し傘」を始めたグループが、利用する人にしてほしいと言っていることは何か。