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先日、飛行機で大阪へ行きました。その日は天気が悪く、朝から雨でしたが、空港の出 発ロビーにいると、飛行機の機長らしい人たちの「今日の天気はいいね」「ええ、よかった ですね」という会話が耳に入ってきました。 「えっ?どういうこと?」 気になった私は、出発を待つ間に空港の人に聞いてみました。
実は、飛行機は雨の影響はそれほど受けないのだそうです。飛行機は出発してしばらく すると雲の上に出ますが、そこは晴れているからです。したがって、雨に注意が必要なの は、空港近くで低いところを飛んでいる間だけで、飛行機が主に注意しなければならない のは上空の風の強さなのです。上空の情報を知るための特別な天気図もあり、機長と専門 家がそれらを見ながら相談し、できるだけ風の影響を受けないコースに決めるそうです。
「今日の天気はいいね」の意味もわかり、今まで知らなかったことを知ることもでき、気持ちよく飛行機に乗ることができました。