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 私は子どものころから、絵を描くのが好きで、よく人に絵をほめられていました。でも、 国語や数学などの勉強はあまりよくできませんでした。
 中学2年のとき、母と私は「愛さんは美術の成績はいいんですが、ほかの勉強ももっと 頑張らないといけませんね。」と先生に言われました。 母は「愛は頑張って勉強しているん ですが、テストで点が取れません。でも、私はそれでいいと思っているんです。愛は絵が 好きだし上手なので、 それを伸ばしてやりたいんです。」と言ってくれました。すると、先 生も「①お母さんのお考えは、よくわかりました。 じゃ、愛さん、授業でわからないこと があったら、いつでも先生に質問してね。」と言いました。
 それから、私は先生によく質問をするようになりましたが、 成績はあまり変わりませんでした。それでも、母は決して私に「勉強は?」とは言わずに、自由に絵を描かせてくれ ました。
その後、私は美術の専門学校を卒業し、今は、好きな絵を描くことを仕事にしています。 ②あの時の母に「ありがとう」と言いたいです。

1。 (28)中学生のころの「私」は、どんな子どもだったか。

2。 (29) ①お母さんのお考えとあるが、それはどのような考えか。

3。 (30) ②あの時の母に「ありがとう」と言いたいとあるが、今、「私」がそう思っているのは どうしてか。