野菜工場は、電気の光で野菜を育てる工場です。屋内に上下に何段も棚を重ねて作り、そこで野菜を育てます。それぞれの棚で野菜が作れるので、同じ広さの場所でも畑より①多くの野菜を生産することができます
 野菜工場では、畑と違って②環境も人間が作れます。例えば、工場では温度や湿度、野菜が光を浴びる時間も決められるので、外の天気に影響されずに野菜が育ちます。冬に夏の野菜を作ることも可能です。
 また、工場は虫などが入りにくいので、農薬 (注)を使う必要がありません。ですから、工場で作られた野菜は安心して食べられます。畑で育った野菜より栄養があるものもあるそうです。
 野菜を作る人にとっても、いい点があります。畑では作物を地面で育てますから、長時間腰を曲げて働かなければならず、足や腰が痛くなります。しかし、工場では棚を、仕事がしやすい高さにすることができるので、楽に仕事ができます。
(注) 農薬:ここでは、野菜を虫や病気から守るための薬

1。 (34)①多くの野菜を生産することができますとあるが、どうしてか

2。 (35)②環境も人間が作れますとあるが、それは、例えばどうすることか

3。 (36)工場で作った野菜について、この文章を書いた人はどう言っているか

4。 (37)野菜エ場について、この文章を書いた人はどう考えているか