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 この社会にはどこかに中心があって、自分はその中心から遠く離れたところに押しやられ(注1)ていると感じている 人は多い。しかし、私は私自身の「生きる意味」を創造し、私の生きる世界に意味を与える存在なのであり、世界の中 心は私自身にあるのだ。しかし、それは「自己チュー」(注2)の世界ではない。なぜなら、私自身が意味を生み出す中心 であることを認めるとき、私たちの周りには私だけでなくたくさんの中心があることが分かってくるからだ。
(上田紀行「生きる意味」による)
(注1)押しやる:押してどける
(注2)自己チュー:自己中心のこと。自分のことしか考えないこと

1。 (49) 筆者の考えを最もよく表しているのはどれか。