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子育てでは「褒める」ことが大事とよくいわれますが、私はそれは少し培うと考えています。記めるということは一つの価値判断であり、親が褒めるのは、より強化したい子どもの行為であり、子どもは親のその価値観を処り込まれ
(注)ながら育っていきます。つまり、「褒める」ということは、親から子どもへの「命念」を含んでいるのです。その意味においては、その行為をするなという「叱る」行為と同じと捉えることができます。
(小池龍肥介『平常信のレッスン』による)
(注)利り込まれる:ここでは、身につけさせられる