以下は、留学生が書いた文章である。

「のぼり」


シルバ・ジョゼ


それを見たのは、日本に着いた日、空港からホテルへバスで向かっているときだった。高さは (50)。青い布に折い字で「夏祭り」と書かれた大きな長方形の旗が道路沿いに一定間隔で何本も立っていたのだ。初めて見る、面白い光景だった。
 このとき、「この旗間は何だ?」と思った。しかし、街を歩くと、あちこちに似たような旗があり、それらを見ているうちに、!これは広告だ。」と気づいた。旗にはそれぞれ、「お弁当」、「食べ放題」、「本日特売日」といった短い言葉が書かれている。
 (5|)旗も色が派手で高さがあり、|本でもよく目立つ。そのため自然と目が行く。また、何本か同じ旗が並んで立っていると、まるで一つの大きな独板のように見える。さらに、旗はどこにでも簡単に立てられるから、街のあちこちで(52)。私はこの旗に強い関必を持った。
 (53)、この旗は「のぼり」というそうだ。サイズは縦I80センチ、横60センチのものが多い。布の上部と片方の端に棒が通してあり、風が吹かなくても見えるようになっている。今の形ののぼりは、600年ぐらい前にはすでにあり、当時は戦いで自分の軍と敵の軍とを見分けるために使われていたらしい。時代は変わり、今はそのような目的で使われることはない。だが、今も、情報を一瞬ではっきりと伝えたいときにのぼりを使うのは(54)。のぼりの特徴をとらえ、広告に応用した発想に関心した。

1。 (50)

2。 (51)

3。 (52)

4。 (53)

5。 (54)