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本来、異なる種類の光源(たとえば太陽光と蛍光灯)のもとでは、同じイチゴでも異なる色の見え方をする「はずです。ところが、私たちはふだん生活している中で、つまり太陽の光のもとで見たとき、イチゴがどんな色をしているのかを知っています。そのため、光源の色や明るさが太陽の色とは変わっても、その変化した照明のもとで見るイチゴの色を、すでに知っているイチゴの色に近づけて知覚
(注) してしまう、といったことが起こります。これを色の恒常性といいますが、意識することなく行われている、 視覚のみごとな仕組みのひとつです。
(近江源太郎監修 『色の名前』 による)
(注) 知覚する:感じ取る