(2)環境問題では「リサイクル」という言葉をよく聞く。リサイクルとは、いらない物を壊して、別の物に作り変えることだ。例えば、読み終わった新聞紙からトイレットペーパーを作ったりする。物を捨てればゴミになるが、リサイクルすればゴミを出さないことができる。だが、リサイクルが形を変えるのにお金がかかるし、エネルギーも使う。
また、「再使用」という方法もある。再使用というのは、ものを壊さないで、何度も使うことを言う。例えば、飲んだ後のペットボトルを洗ってまた使う。それで、再使用するペットボトルは何回も使えるように、少し厚くしっかりと作られている。ドイツでは一本のペットボトルをだいたい15~30回くらい使うそうだ。
以前は、お金やエネルギーの点で、リサイクルより再使用の方がいいと考えられていた。しかし、実際に調べてみると、場合によっては再使用の方がお金やエネルギーを使うことがわかってきた。それで、最近はどちらの方が環境にいいとは単純には言えなくなっている。