ランチメニューはなぜ安い?


 飲食店には、夜だけでなく昼も営業して、ランチメニューを出しているところも多い。このランチメニュー、たいていは夜に比べると手ごろな価格に設定されている。(50)、夜はパスタだけで1,200円ぐらいする店でも昼はパスタにスープとサラダがついて980円といったものや、夜はコース料理が5,000円以上する店でも時は1,000円前後になるといったものだ。
 この昼と夜の価格差は一体、何によるものなのだろうか。安いからといって、料理人が手を抜いているとか、安い材料を使っているとか、そういったことは(51)ない。味が落ちれば悪い評判が立ち、夜の営業にも悪影響を与えてしまう。
 ランチメニューを安くできる理由は単純明快だ。
 飲食店に限らず、店を経営していくためには、材料費、光熱費、店員の給料などさまざまなコストがかかるが、そのコストをおさえられれば、商品の価格を下げても利益は上げることができる。(52)、メニューをいくつかに絞るという方法で、コストをおさえているケースが多い。メニューが少なければ、準備や調理に手間がかからず、多くの料理人を働かせる必要もない。そのため、安くすることができると(53)。
 コストをおさえて、安いランチメニューでも飲食店は利益をな上げている。また、安くておいしいランチを食べた客が店を気に入り、夜も店を訪れる可能性もある。飲食店にとって、利益が上げられ、さらに客も獲得できるランチは、「おいしい」(54)

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