A
社会人になったばかりの今、皆さんは仕事の厳しさや学生時代にはなかったような人間関係の複雑さに驚いているのではないでしょうか。こんなはずではなかったと、抱いていた理想が崩れそうになることがあるかもしれません。特に、自分とは異なる価値観を持った上司や先墓から無理な仕事を頼まれたときなど、強くそう感じることでしょう。時には先輩の言葉につい(注1)反発したくなることもあるでしょう。しかし、そんな時にはまず相手の考え方を受け入れてみてください。信頼関係を築くにはある程度の時間が必要であり、そのあとで自分の考えを述べればよいのです。それまでは自分を抑えることも大切で、それが社会人としての訓練でもあります。

 B
人間にとって身共に健康であることが理想的だが、新しく和杜会に出た著者たちは、時にはうまくいかないことに出会い、自信を失うこともあるだろう。経験から言うと、同僚や先輩の温かい言葉が耳に入らなくなってしまうのは、そういう、自分に自信がなくなったときであ急ことが多い。その結果、今まで築いてきた人間関係まで壊してしまうことさある。自分の周りの人達を大切にして、助言(注2)を生かしていく気持ちを持つためには、まず自分のこれまでの努力を青定的にとらえてみよう。結果が完璧でなくても、「よくやった」と自分自身に言えると、ほかの人の言葉も素直に聞くことができるようになる。
(注|) 反発する : 言い返す
(洋2) 助言: アドバイス

1。 (69) AとBに共通して述べられていることは何か。

2。 (70) AとBでは新社会人にどのようにアドバイスをしているか。