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 人間とは不思議なもので、年をとってもいろいろな新しいことを経験したいという気持ちがある。例えば自分で茶わんを作ってみるとか、ピザ(注1)を焼いてみるとか、さまさまな新しい挑戦(注2)がある。
 しかし、当然のことながら、それがうまくいくことは少ない。茶わんはぜんぜん丸く作れないし、ピザはおいしくない。だが、それを恥ずかしく思う必要はないのだ。最初からうまくできるなら、世の中のさまざまな学校や修業(注3)は必要ないことになる。初めはうまくいかないのが当たり前なのだ。
 それなのに、家族の者に「変な形」、「まずい」などと言われると、「もう二度と作らない」と思ってしまう。初めての挑戦には、周りの人々の理解と応援も必要なようだ。

(注1)ピザ:イタリア料理の一つ
(注2)挑戦:困難なことに立ち向かっていくこと
(注3)修業:技術を習い、身につけること

1。 (58)「新しい挑戦」とあるが、筆者はこれについてどう思っているか。