ゴミを減らそうという方向性には賛成する。また、ゴミを減らすには町民の 意識の変化が必要だとする意見にも賛成してよい。しかし、町は自らがゴミを 減らす努力をせずに、負担を町民に押し付けようとしているのではないか。町 が積極的に解決を目指すことなく、すべてを住民の負担にしようというのはど う考えてもおかしいであろう。もしもゴミ有料化条例が行われた場合、コンビ ニエンスストアやスーパーマーケット、公園などのゴミ箱に大量の家庭ゴミが 捨てられるような心配はないのか。また、空き地や山などにゴミが捨てられ始 めたらどのように処理するつもりか。ぜひ町の意見を聞きたいと思っている。(町民 A)
町が提案している有料化条例は、本当に必要なのでしょうか。もっと他に有 料化するべきサービスや、早くやめてしまった方がよいサービスがあると思い ます。町は、有料化を、ゴミを減らすために行うことだと説明していますが、 有料化したからといって、ゴミが減るとは思いません。ゴミの量は、それぞれ の人の生活スタイルや生活レベルによっても、大きく違っているのではないで しょうか。経済的に余裕のある人ならば、「お金を払ったのだから」と、逆に 多くのゴミを出すようになるかもしれません。ゴミを減らすことが、町民の意 識の問題だというのならば、今回のような一方的なやり方はどうかと思います。町民全員が納得できる方法を、考えてほしいです。(町民 B)

1。 (69)ゴミの量を減らそうとすることに、A の筆者と B の筆者はどのような立場をとっているか。

2。 (70)町がゴミを有料にしようとしていることに、A の筆者と B の筆者はどのよ うな立場をとっているか。