(3)バラの花は世界中に25万5千種類もあって、色も赤白横色ピンクなどいろいろあるそうだ。長い年月(注1)品種改良(ひんしゅかいりょう)を続けた結果である。ところがどうしても作ることができないバラがあった。それが青いバラだった。多くの研究家が夢を求めていろいろ研究してきたが、青に似ていても青とは言いがたいバラしかできなかった。花の中に青い色を作り出す元がなかったのだ。その本物の青いバラが最新の(注2)遺伝子組換(いでんしくみか)え技術を使用することで初めて完成した。日本とオーストラリアの会社が14年も協力し続けて不可能を可能にしたのだ。これはただ青いバラが誕生したという以上の意味を持っている。青い色の元を使用すれば、もっと様々な色のバラができる可能性があるからだ。数年後には店で販売される予定の今最も期待されているバラである。

(注1)品種改良(ひんしゅかいりょう):目的の種類の植物を作るために親を選んで子を作ること
(注2)遺伝子組換(いでんしくみか)え:親から子へ伝えられる性質などを決める要素(ようそ)の組み合わせを入れ換えてしまうこと

1。 (66)バラの色についての説明と違うのはどれですか。

2。 (67)どうやって青いバラを作りましたか。

3。 (68)なぜ最も期待されているのですか。