今、英国では1 日中、どこからともなく、この単語が聞こえてくる。
「へんまん」TVをつけると、「へんまん!へんまん!」売店で新聞の見出しを見ると、「へんまん!へんまん!」へんまん=へんな男。なんだそりゃ?ヘンマンとは、ティム・ヘンマン。英国人のプロテニス・プレーヤーである。
今、プロテニスのウィンブルドン選手権が
開催(注1)されている。「ウィンブルドン現象」という言葉を聞いたことがある方も多いだろう。これは、元々、ウィンブルドン選手権で、地元英国選手が、( 50 )外国勢( 51 )
活躍するのに
盛り上がっている
様を表現したのが
語源(注2)だ。、( 52 )男子シングルスで1930年代以来英国選手が優勝してないらしいから。
この現象と、近年英国の銀行や
大企業がどんどん外国資本に
買収され、英国資本の企業が国内になくなってしまったのに、英国内は景気がよく、雇用
(注3)も
維持されている現象がよく似ているため、「ウィンブルドン現象」と呼ばれるようになった。ティム・ヘンマンは、このがさっぱり活躍しないウィンブルドンで、( 53 )
唯一の期待の星だ。なにしろ昨年まで4年連続男子シングルス準決勝進出。( 54 )と期待されている。
彼は世界ランク10位前後の選手なのだが、ウィンブルドンだけはめっぽう強い。その
秘密は、彼のプレースタイルにある。
2003年6月29日“かみぼこちゃんの日記”による
(http://plaza.rakutenn.co.jp/kingofartscentre/diary/200306290000/)
(注1)開催:大会などを開くこと
(注2)語源:単語ができたはじまりのこと
(注3)雇用:お金を払って人をやとうこと