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人間の感覚がいかにあてにならないものかを示す有名な実験があります。
まず、三つの容器に冷たい水とぬるま湯、それに熱いお湯を用意します。 はじめに右手を冷たい水に、左手を熱いお湯に、同時につけます。 しばらくつけたら、今度は両手を同時にぬるま湯につけてみます。
すると、冷たい水に慣れた右手は温かいと感じ、熱いお湯に慣れた左手は同じぬるま湯を冷たいと感じるでしょう。 人間の感覚は同じ身体の一部でさえも、ちがう意味を受け取ってしまうのです。

1。 (46)手の感覚について、 実験からどのようなことが分かったか。