以下は、医師が脳と心の健康について書いた文章である。

人には会いに行こう


 人に会いに行こうというと、当たり前だと思うでしょう。わざわざ人には会いに行こうとしたのは、電話や手紙 (もしくはメール)ですませるのではなく、会うことに意味があるからです。
 会うのは、コミュニケーションとしてきわめて重要です。つまり、コミュニケーション は自分の持っている情報を伝えるだけでなく、相手との共感がありますが、自分自身の規制、相手の規制にもつながる場合もあります。会って(41)、相手も変わり、自分も変 わる可能性があるということです。
 コミュニケーションではお互いにわかりあう、つまり共感がたいへん重要です。相手の身になって何かを感じる、それは相手の感情かもしれないし、痛みかもしれません。こうした共感こそ、人間のコミュニケーションです。
 会わなくても電話や手紙 (メール)でも、こうした共感は生まれますが、相手の身になることができるかというとむずかしいでしょう。やはり実際に(42)本当の共感は生まれると思います。
 脳にとっても、刺激の度合いが違います。初恋の人とデートをしたときのことを(43)。 胸がどきどきして、たいへん緊張したでしょう。初恋の人でなくても、好きな人に会えば脳は活性化し、ときめき状態を維持しますし、反対に嫌いな人に会うとそれなりの負の感情が生まれてきます。感情の流れが生まれ、共感も発生します。当然、脳も喜びにあふれるでしょうし、反対に嫌悪の情が流れることもあるでしょう。それだけ活性化される(44)。
 やはり人には会いに行きましょう。ときめきを求めて。

1。 (41)

2。 (42)

3。 (43)

4。 (44)