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機械はどんどん精密化し、巨大に進化している。人間の介入を許さないかのような迫力さえ感じさせる。だが、どれほど機械が進化しようとも、本質は変わらない。熟練工(注1)が金槌やドライバーなどの道具を、自分の体の一部のように自在に使いこなすことで最大のパフォーマンスを発揮するように、精密機器や巨大な設備も、人間が活き活きと動かすことが必要である。機械も道具である、という当たり前のことを、私たちは忘れてはいないだろうか。人間が機械に使われたり、単なる番人(注2)になったりするようなことがあってはいけない
(注1)熟練工:熟練した職人
(注2)番人:監視する人