(3)
鳥は日常的に目であたりを観察し、自身の生活にとって重要なものかどうかを見分け、必要なものを優先的に記憶しながら暮らしています。野生(注1)と飼育下(注2)では、そこに存在するものがちがっているため、重要と判断されるものも大きく変わってきますが、判断のしかた自体は変化しません。重要なものは詳細に、そうでないものはさっと流すくらいの注意で見る、というやりかたです。そして、重要と判断されなかったものは、どんどん記憶のなかから消えていきます。

(注1) 野生: 自然のなかで生きている状態
(注2) 飼育下: 飼われている状態

1。 (54)鳥の記憶について、筆者の説明に合うのはどれか。