子供にとって最良の学習方法は実際に体験することである。子供にとって生きるカとなるのは、体験通して手に入れた知識を生かす方法であって、書物から得た単なる知識ではない。例えば、いくら本を読んで畳の上で泳ぐ練習をしても、水の中で泳げる(41)。また、プールで少しぐらい泳げるようになった( 42ーa )、波の荒い実際の海で泳げる( 42-b )。こあような能力は、 ひとつひとつ体験し( 43 )身に付けていくものなのである。
ところが、現代の教育は、あまりも知識を重視しすぎていて、成績や知識の量で生徒を評価する傾向が強いように思われる。( 44 )、実社会で本当に活しているのは、自分で実験をしては失敗し、研究を重ね、さらに工夫を加えて、新しい価値を生み出した人たちなのである。失敗を恐れず、身をもって体験すること( 45 )重要なのである。