A
 面接や発表などで、緊張を恐れるあまり、ますます緊張してしまう人がいる。適度に緊張している状態は、集中カを高める効果があるので、緊張をなくそうとする必要はない。それより、緊張している状態でも自分のカを出せるようにしたほうがいい。
 緊張しているときに大事なのは、うまくできた状況を思い描くことだ。りゅうちょうに話している自分の姿を具体的にイメージするのだ。繰り返しイメージすることで、実際にうまくできるように思えてくる。失敗したときのことを考えるのは、緊張が増すだけだからやめたほうがいい。緊張は誰にでも起こり得ることなので、うまく付き合っていくことが大切だ。
B
 面接や発表などの際は、なぜ緊張するのだろうか。それは「能力があるように見られたい」という思いが強すずぎることが大きな原因だ。他人によい姿を見せたいと思っていると、失敗するのが怖くなり緊張してしまう。できるだけ緊張しないようにするには、他人を意識しないことが大事だ。自分をよく見せることではなく、伝えたいことをきちんと伝えることに意識を向ければ、気持ちが落ちついてくるはずだ。
 また、よく緊張してはいけないと思う人がいるが、緊張している姿から真剣さが伝わり、逆に好印象を与えることがある。だから、緊張を恐れなくてもいいと思う。

1。 (65)緊張することについて、AとBが共通して述べていることは何か。

2。 (66)AとBは、緊張していると感じたときに、どうしたらいいと述べているか。