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現代人は座りすぎだとよく言われます。皆がずっと席に座ってパソコンで作業をしているという職場も珍しくないのではないでしょうか。座りすぎが様々な体の不調の原因になるという研究報告も(48)。座りすぎは、日本人の4人に1人が抱えているという腰の痛みの原因にもなると考えられています。
座っている姿勢は体にあまり負担がかかっていないと思うかもしれません。(49) 、座り方によっては、実は立っているときの2倍もの負担が腰にかかるのだそうです。座っている時間が長くなるほど、腰への負担も大きくなり、それが腰痛につながります。かといって、ずっと立ったまま仕事をするというのも現実的ではありません。長時間立っていると、足に疲れがたまってしまうという問題もあります。大切なのは、(50)姿勢を長く続けないことです。理想は30分に1回、少なくとも1時間に一回立って、少し動くのがいいとされています。
実際に、仕事中に時々立って動くようにしてみた人の多くが、腰痛の改善や療れを感じにくいといった効果を感じているようです。座りっぱなしを避け、時々立って体を動かすことは、気軽にできる腰痛対策であり、仕事中の集中力維持にもつながります。職場で座っている時間が長い人は、(51) 。