短文
(1)
 やせたい人にニュースである。グレープフルーツ(注1)のにおいは脂肪(注2)を減らすのに役に立つらしい。
 ある化粧品の会社が、太っていることを気にしている女性20人に実験を行ったまずグレープフルーツのにおいがする化粧水が用意きれた。そして、女性のおなかにその化粧水を1か月つけるように頼んだ。その結果、80%の人がウエスト(注3)が細くなったり、体重が減ったりするという効果が見られた。
 (  )やせることができたら、これほどよいことはない。
(注1) グレープフルーツ (grapefruit) : みかんのようなくだもの。黄色くて大きい
(注2) 脂肪 : 体の中にある油(脂)
(注3) ウエスト : 腰のこと

(24) (  )に入る言葉を選びなさい。

短文
(2)
送信者:チョウ・ヒョウ
日時:2011年9月2日
あて先:山本健一様

件名:インターンシップのお礼

山本健一様

 先日は、インターンシップ(注1)で、ていねいに教えていただき、ありがとうございました。
 山本様には、車のデザイン(注2)についてお話しいただき、大変、勉強になりました。おかげさまで、日本の車について深く知ることができました。このような大切な時間を作っていただき、本当にありがとうございました。
 今後は、この経験をもとに、自分の研究を行っていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 まずは、メールにてお礼申し上げます。
9月2日

チョウ ヒョウ


(注1)インターンシップ(internship):学生が会社で実際に働く前に、少しやってみること
(注2)デザイン(design):(車の)形や色を考えること

(25)このメールの内容について、正しいものはどれか。

短文
(3)
 私の家では、小学1年生と4年生の子どものために「子ども新聞」を取っている。この新聞はABC新聞社が発行していて、日本や世界で起こったニュースを小学生向けにわかりやすく説明している。ニュースだけでなく、そのとき話題になっているもののことを書いた特集や、受験に役立つ学習記事もある。英語の学習コーナーのクイズは、下の子どもが大好きだ。特集記事の中には小学5、6年生が自分で取材して書いた記事もあって、上の子どもはこれを気に入って読んでいる。

(26)この「子ども新聞]はどんな新聞か。

短文
(4)
 最近、海外の貧しい国でソーシャルビジネスを行う日本企業が増えている。仕事がない、生活のためのお金がない、十分な食べ物もない、などの問題を持つ国の人たちを、ビジネスを通じて助けようとするものだ。例えば、服やかばんの作り方を教えて現地(注1)の工場で作ってもらい、給料を払う。現地の人たちは、働いたお金で豊かな生活ができるようになるという仕組み(注2)だ。国際社会で企業が生き残るためには、社会に貢献することが必要になっている。
(注1) 現地 : その計画が行われる場所
(注2) 仕組み : 計画

(27)「ソーシャルビジネス」とは、どんなことだと言っているか。

中文
(1)
 人間の睡眠時間(注1)はだいたい8時間ぐらいだと言われている。何かの理由で5時間しか寝ることができなかった場合は、その不足分がたまっていく。
 寝不足(注2)を元に戻すために、休みの日に多めに12時間寝られるかというと、①そうもいかない。他の用事があるし、第一、明るいと寝られない。したがって、ずっと寝不足になり、②疲れもたまっていく。しかしながら、1か月前からの古い寝不足をずっと持っているわけではない。ゆっくり時間がとれるときにいつもよりも1時間でも多く寝ることで、実際にはかなり回復するのである。
 一方、寝すぎもよくない。ゆっくり寝られるからといって、日曜日の昼過ぎまで寝てしまうと、睡眠のリズムが崩れて、日曜日の夜、眠れなくなり、月曜日に体の調子が悪くなってしまうこともあるらしい。
 だから、( ③ )。

(注1) 睡眠時間 : 寝る時間
(注2) 寝不足 : 寝る時間が足りないこと

(28)①そうもいかないとはどういう意味か。

(29)たまった②疲れについて、どのように言っているか。

(30)( ③ ) にはどのような言葉が入るか。

中文
(2)
 東京の秋葉原(注1)に行くと、電気屋がたくきん並んでいる。たしかに、客にとってはいろいろな店を一度に見られて都合がよいのだが、①同じような店ばかり並んでいたら商売にならないのではないかと、心配になる。
 しかし、ある経済学者によれば、実は同じ店が並ぶのも商売のための一つの方法ら
しい。A地区に同じ種類の店、例えば電気屋がたくさんあると、電気屋が1 軒しかな
いB地区と比べ、商品の種類や数が多く集まるので、②B地区の店に勝つことができる。そして、A地区の店は、助け合ってその地区の特徴 (注2)が出るようにする。 A地区が有名になり客が集まると、今度はA地区の中のそれぞれの店が、自分の客を集めるために競争をするというのである。
 このょうに③競争と協調(注3)両方を使いながら、発展してきたのが秋葉原の電気屋街だということだ。

( 注1) 秋葉原 : 東京にある町の名前。 電気屋がたくさんあって有名なところ
(注2) 特徴 : ほかと特に違うところ
(注3 ) 協調 : 互いに協力すること

(31)この人は、①同じような店が並んでいることについて、はじめはどのように考えていたか。

(32)②B地区の店に勝つことができるのは、なぜか。

(33)③競争と協調の「協調」というのは、例えばどのようにすることか。

長文
 最近、導外の富裕層(注1)の中には、わぎわどぎ日本の病院まで検査に来る人が増えている。日本のほうが自国の病院より新しい機械があり、専門の医者がいるため、高い旅行費用をかけても日本の病院で検査するほうがよ いと考える人が多くいるのだ。また、病院でした後、各地を観光したり、買い物したりできるというのも魅力のーつなのだろう。
 このような旅行は、「 ①医療 (注2)ツーリズム」と呼ばれている。これは、日本だけで行われているものではなく、タイやインドでは、もっと以前から行われているそうだ。
 日本でも、医療ツーリズムは、注目されており、国も旅行会社も、医療ツーリズムによって来日する外国人が増えることを期待している。疾院のなかにも、通訳を置いたり、入院設備を整えたりして、②この状況に対応するため準備をしているところもある。
 しかし、問題点もある。今、日本国内では、医師不足が問題になっているのだ。特に、都市以外の人口の少ない地域には医師や病院が少なく、 病気になったら何時間もかけて病院に行かなくてはならないという人がたくさんいる。このような現状(注3)をどうするのか。医師の中には、「高いお金を払ってくれる外国人富裕層ばかりにカを注いだら、日本国内の患者が困るのではないか」と、心配する人も多い。
 外国人も日本人も、金持ちもそうでない人も、 平等に、よい医療を受ける権利はあるはずだ。
(注1) 富裕層 : 金持ちの人たち
(注2) 医療: 病院で行う治療や手術、検査など
(注3) 現状: 現在の状態

(34)「 ①医療ツーリズム」の説明として、最もよいものはどれか。

(35)②この状況とは、どんなことを指しているか。

(36)「治療ツーリズム」が増えることで、心配されることは、どんなことか。

(37)この文を書いた人の考えと合っているものはどれか。

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