大山先生
 暑かった夏が過ぎ、涼しい風が吹き始めました。大山先生、いかがお過ごしでしょうか。
 先生と最後にお会いしたのは、卒業後 10 年を記念して集まったクラス会の席でした。あの時はなつかしい仲問たちと先生を囲んで、学生時代の思い出話をしましたね。みんな家族ができ、それぞれ仕事でもがんばっているようでしたが、中身は昔とちっとも変わっていないと感じました。あれからもう4年も経ってしまいました。
 先日京都に参りましたときに、高校の先生をしている川上君、マツダ銀行の木下君と会い、先生のご様了をうかがいました。もう大学をおやめになったと聞いて驚きました。しかし、相変わらずお元気で、奥様との自由でゆっくりした生活を楽しんでいらっしゃるそうで、安心いたしました。
 私は前と同じ会社で働いており、出張で国内外へ行くことの多い生活です。先生もご存知のとおり、昔から体は丈夫ですから、仕事が大変だと思ったことはありません。家族も皆、元気に過ごしております。
 京都で二人と会った時の写真をお送りいたします。二人とも以前より太っていたのでそれを笑ったら、「お前も腹が出てきたじゃないか」と言われました。みんないつまでも若くはないということですね。
 これからは時々先生にもお目にかかって、みんなでなつかしい思い出話がしたいと話し合いました。近いうちにまたご連絡を申し上げます。
 では、本日はこれで失礼いたします。どうぞお体を大切に。
 9月10日
小川 進

1。 (33)この手紙を書いた小川さんはどんな人か。

2。 (34)小川さんが大山先生と最後に会ったのはいつか。

3。 (35)大山先生は今、どうしているか。

4。 (36)小川さんが手紙といっしょに送った写真には、小川さんのほかにだれが写っているか。