近年、高齢者や妊婦などの、いわゆる「買い物弱者」を対象とした新しいサービスが注目されています。大手牛乳配連会社のある販売店では、配達先の一人暮らしのお年寄りの安否(あんぴ)確認サービスを始めています。宅配ボックス内の飲み物の有無を確認し、配達された状態のまま残っていれば、親族に連絡が届く仕組みだそうです。電気店や商店街では、商品宅配時に次回の注文をとる「御用(ごよう)聞き」サービスに取り組んでいるところもあります。「作りさえすれば客が集まる」時代は確実に終わりを告げ、時代のニーズに即した新しい販売の形がますます求められているのです。

1。 (1)新しい販売の形に最も近いものはどれか。