短文
(1)

(55)どの辞書にしますか。

短文
(2)
 地球の温暖化が議論され始めてからずいぶん経ちますが、世界の国々はまだ有効な行動を起こしていません。温暖化は単に海面が50センチあるいは1メートル上昇するという問題ではありません。海面が上がると南太平洋の小さな島は沈んでなくなってしまいます。また大陸に住んでいる人も大きな影響を受けます。土地に海の水がしみこんだり風が海の塩をまき散らしたりして作物が取れなくなるおそれがあります。また多くの人々が海面より低い土地に住むことになり、絶えず危険と隣合わせ(注)で暮らさなければならなくなります。 海水を防ぐために堤防を築くとしたらその費用は莫大なものになるでしょう。
(注1) 隣合わせ : 隣り合っていること、隣にあること

(56)海面上昇の影響を述べているのはどれか。

短文
(3)

講演会のお知らせ


 最近食品の安全性が問題になっています。食品から私たちの健康を考える会を開催致しますので皆様どうぞご参加ください。
・日時…1月30日 (土曜日) 午後 1:00〜3:30
・会場…西武線ひばりヶ丘駅北日下車 徒歩2分 ノースビル2階
・講師…tuhocjlptさん「食品と健康」ほか食品に関する著書多数
・定員…50名 (申し込み多数の場合は抽選し、結果は参加できない人のみ20日までにご連絡致します)
・参加費…無料
・託児…あり (無料、ただし1歳以上10名まで。申込者多数の時は抽選)
・申し込み先…電話 003一033ー3131
・締め切り…1月15日まで

(57)お知らせでわかることはどれか。

短文
(4)
 家族で2泊3日の旅行を計画しています。祖母は昼問から何度も温泉に入ったり自然の中を散歩したりしてゆっくり過ごしたがっています。母は静かなところに行けさえすればどこでもいいそうです。家事から解放されるのが旅行の一番いい点だと言っています。山の上にも行ってみたいそうですが、体はあまり動かしたくないそうです。私と弟は体を動かすことが好きですからスポーツ施設があるところを希望しています。父は日頃家族を放りっぱなしにしているおわびもかねてサービスすると言っています。東京から車で4時間ぐらいの山の近くでみんなの意見を取り入れたホテルを探そうと思います。

(58)旅行の条件に合わないのはどれか。

短文
(5)
 自葉と言えば外側の色は薄い緑、中はだんだん薄い葉色や白になっている野菜を思い浮かべるだろう。しかし最近中がオレンジ色の白菜が売られている。名前もそのものずばり「オレンジ白菜」と言う。普通の白菜と違うのはそのまま生で食べられることだ。料理したときにもその色が料理をさらにおいしそうに見せるので人気がある。栄養的にも普通の白菜よりも優れている。普通の自菜にはない「リコピン」が入っているからだ。「リコピン」はトマトの赤い部分に含まれている成分で私たちの体にとって、特に血管や脳に大変よい成分だそうだ。これがトマトより吸収しやすいらしい。

(59)オレンジ自菜と普通の自菜の違いは何か。

中文
(1)
 地方にあるにもかかわらず労働条件がすごくいい「未来工業」という会社がある。労働者の全員が社員だと聞いただけでも素晴らしいと思う。「年間140日前後の休日。残業はない。もし残業したら罰金。労働時問は1日7時間15分。年末年始休暇は2週間前後。育児休暇3年間。全額会社持ちの海外社員旅行。定年70歳で60歳以降も手当は減るが基本貸金は下がらない。営業ノルマ無し」などである。こんな会社だから、海外からも見学者が絶えない。見学は3〜4時間かかり、案内する人も必要だ。だから1人2000円の料金を取っている。
 特に素晴らしい技術があるわけではない。しかし利益を上げ続けている。なぜか。「常に考える」と言う方針の下、「改善提案制度」がうまく機能しているのだ。ただ提案するだけで500円がもらえる。だから800人ほどの社員で年間13000件ほどの提案があるそうだ。1年間に650万円ほど支出していることになる。経費を節約するために蛍光灯の1本1本に名前のカードが下がっている。責任を持たせるためだそうだ。これも誰かの提案だろう。この会社の製品はどこにでもあるような物だが、ちょっと他社のより使いやすかったり、工夫がされていたりする。だから当然価格も高くすることができる。提案制度が社員をやる気にさせ、会社の原動力になっている。

(60)この会社の労働条件はどれか。

(61)この会社の提案制度について述べているのはどれか。

(62)この会社の特長はどれか。

中文
(2)
 食べ物には体を温める物と冷やす物がある。どちらの食べ物がいいということはなく季節やバランスを考えて食べることが健康のためになる。だから暑い国に住んでいる場合は体を冷やす食べ物が、寒い国に住んでいる場合は温める食べ物が必要だ。でもさまざまな病気を抱えているときはそのほとんどが体を温めたほうがいいようだ。
 基本的には暖かい地方で採れる物は体を冷やし、寒い地方の物は温める。探れる季節も同様だ。果物や葉物(注)は地上で作られるから冷やし、タマネギ、ジャガイモのように地下で作られる物は温める。ただしリンゴは寒い地方の果物なので体を温めるほうの仲間だ。サクランボウ、ブドウ、プルーンなども寒い地方で生まれたので体を冷やさない。特にリンゴは「医者いらず」と言われるほど体にいい食べ物だが、体を冷やさないこともその理由の1つになっているようだ。水分が少なく硬い物は、柔らかい物より体を温める。塩分が多い物や辛い物も体を温める。また私たちが主食としてきた玄米、トウモロコシ、いも類、大豆などはどちらにも入らない食べ物だそうだ。
 音は今と違って季節の物を食べていたから、どれが体を温めるとか冷やすとか気にしなくてもよかった。現在は1年中トマトやキュウリが食べられる時代だ。だから健康維持のためにどの食べ物が体を温めるか冷やすか知っておく必要がある。
(注) 葉物 : ほうれん草などのように葉を食べる野菜

(63)食べ物をどう食べたらいいか。

(64)食べ物の分け方で正しいのはどれか。

(65)本文の内容と合っているのはどれか。

中文
(3)
 国際化時代になって外国に語学留学する人が増えてきました。毅学留学は単にその国の言葉を学ぶことだけではなく、人々の生活や習慣を知ることにもなります。またあなたが出会った人にとってあなたが初めて出会う〇〇人かもしれません。あなたの行動があなたの国の人に対する印象を決めてしまうでしょう。あなたが韓国人ならあなたはキムさんではなく韓国人と見なされるでしょう。よい行いをすれば韓国人全体の評判がよくなり、悪い場合は韓国人が批判されるのです。 大げさに言うと韓国人の代表になっているのです。
 一方あなたも出会った人によってその国の人全体を評価してしまうでしょう。運良くいい人に出会えばをその国の人はこんなに親切なのだと思い、運悪意地悪の人に会えばひどい人たちなのだと思うでしょう。
 それは自然なことです。しかし実際には平均的韓国人あるいは平均的何々人という人はいなくて、キムさんあるいは日本人なら山田さん、イギリス人ならスミスさんという人がいるだけなのです。長くそこで暮らしているうちにあなたはきっとそれに気がつくでしょう。いい人もいれば悪い人もいる、自分の国と同じだとわかるでしょう。しかし、特別な場合を除いてその国の人にとって多くの外国人と知り合うことはめったにありません。あなたが与えた印象が固定化してしまう恐れがあります。ですから海外では特に考えて行動しなければなりません。

(66)著者は語学留学することはどんなことだと言っているか。

(67)あなたが与えた印象が固定化してしまうとはどういうことか。

(68)本文の内容と合っているのはどれか。

統合理解
Aさん
 日本では約75%の人が病院で亡くなります。そこではやりすぎと思われるほどの治療を受けます。死の間際になるとたくさんの管でつながれて身動きできないことがよくあります。確かに命はありますが、ただ生きているだけのように思われます。私は少し長く生きるために毎日の生活を犠牲にしたくないです。自宅で好きなように暮らし、痛みや呼吸困難で入院しなければならなくなっても最低限の治療を受けるだけでいいです。それで過多な医療治療を受けない尊厳死という選択をしました。

Bさん
 尊厳死がいいと思っていましたが、娘が意識不明になって考えが変わりました呼吸器をはずしてやりたい、もう十分だという思う一方、まだ希望が捨てられません。医者からは呼吸器をはずせば死ぬと言われています。他人から見れば娘はもう死んでいるのでしょう。しかし私にとってはそこにいるだけでもいいのです。触ると温かく確かに生きていることが実感できます。娘は早く死なせてくれと思っているかもしれません。それでも私はこの状態が1日でも長く続くことを望んでしまいます。。

Cさん
 医者としての立場と患者になったときとでは考えが違います。病院は「決して死なせてはならない」「治療し続けなければならない」場所なのであらゆる治療を試みます。私もそうしています。2・3日の命と分かっていても治療し続けます。それが時には患者に苦しみを与えることもあります。ですから私はもし治る見込みがないときは自宅で静かに暮らしたいと思います。死ぬための準備やしたいことをして満足して死にたいです。痛みなどがひどくて自宅にいられないときはホスピスを選びます。治療するのではなく痛みや不安、孤独から救ってもらいたいからです。万一病院に入院という最悪の場合でも積極的な治療は受けないつもりです。

(69)現代の病院の治療について述べているのはどれか。

(70)治る見込みのない状態になったときの3人の意見はどれか。

長文
 製品の①世界標準規格というのが大変重要になっている。日分の国で作って売る分には何の問題もないが、輸出することができないからだ。紙の規格でさえある。日本では紙は「B版」がよく使われている。世界的に使われている「A版」はドイツの規格だった。小さい部品にも世界標準があるので、日本の製品が買いたくても買えないことが多々あるそうだ。優れていても値段が安くても規格外の製品は売ることができない。だからどこの国も自分の国の製品を標準にしたい。もし規格外になったら会社にとっても国にとっても大損害だからだ。
 一音前まではこんな制度がなかったので、いい製品を作りさえすればよかった。よく売れれば自然にその規格の製品が広まっていった。しかし現在は違う。いい製品が世界標準になるとは限らない。世界標準は1国1票で決められる。一見平等のように見えるが、かなり政治のカが働く。元々世界標準はヨーロッパが中心になって進められてきた。地理的に近い国の製品の規格が違うと不便だからだ。それで現在でもヨーロッパ主導で規格が決まることが多いのだ。
 日本は高い技術力を持っているが、この世界標準規格を取るという点では遅れてしまった。特に中小企業ではその存在すら知らずに多くの会社が海外市場を失った。国際標準の製品を作ることだけでは失った市場は取り戻せない。国際標準規格にどう取り組むか。ある中小企業のスイッチが国際標準規格に選ばれた。それは手で押すとスイッチが入り、離すと切れる、さらに強く握った場合にまた切れる。人間が危険を感じると反射的に強く掘ってしまうという行動から生まれたすぐれたものだ。この会社のように進んで規格を提案して採用されるように努力することが大切だ。
 また世界標準を取るときにたくさんの協力してもらえる国を作る必要もある。例えば中国だ。中国では製品によっては独白の規格の製品が作られ、大売れだそうだ。高い特許料を払いたくないので他の技術を使って製品を作っている。こんなことができるのも13億もの人口を持っているからだ。中国市場は大変大きいのでどの国も無視できない。標準規格採用時にも現在では中国の意向が影響することがある。次はインドかもしれない。では政治的な面では日本はどうしたらいいか。技術の優良さだけを主張しても駄日だ。世界標準を主張するとき、相手の国にとって得になるような提案をする必要があるのではないだろうか。

(71)①世界標準規格というのは何か。

(72)世界標準規格がないときはどうだったか。

(73)著者は日本はどうすればいいと言っているか。

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(74)資料からわかることは何か。

(75)本文及び資料と合っているのはどれか。