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相談者:私の彼のことで相談したいことがあります。彼は私の誕生日などによくセーターやアクセサリーをプレゼントしてくれるのですが、彼からのプレゼントはいつも淡(あわ)い色(いろ)を多く使った、女の子らしいかわいいデザインのものが多いです。 彼のことはとても好きだし、一生懸命(いっしょうけんめい)選んでくれているのがわかるだけに、①私の本当の気持ちを言い出しにくくて困っています。どうしたらよろしいでしょうか。
回答者A: これからも長くお付き合いすることを考えているのなら、やはり彼にあなたの本当の好みを伝えてわかってもらったほうがよいと思います。でもプレゼントをもらった時に「こういうのは好きじゃない」というと彼を傷つけてしまうので、ふだんからデートの時にショーウインドなどを見ながら、「わたしこんな服が好きなのよ」とか「これ、ほしいなあ」などと言って、彼にそれとなく伝えるようにしてはいかがでしょうか。
回答者B: 自分で思っているイメージと他人が見たイメージとは違っていることも多いものです。自分では「シャープなデザインが似合う」と思っていても、彼から見ると「かわいらしい感じのデザインが似合う」と思っているかもしれません。自分で自分のイメージを決めてしまわずに、一度思い切って身につけてみてはどうでしょうか。新しい自分が発見できるかもしれませんし、彼もそれをきたいしているかもしれませんよ。
利用者:「A」私はこの 3 月に高校を卒業して、今は大学受験の準備中です。この図書館は小さいですが、あまり混まなくて静かなので毎日来て勉強しています。以前は、平日だけ開いていたのが、先月から第二・第四土曜日も開館になり、その代わりに開館した土曜日の次の月曜日は休館になりました。前は週末にはまったく利用できなかったので、便利になったという人もいるでしょうが、次の月曜が休館なので、結局開館日が増えたわけではありません。また、平日は人も少なく落ち着いて勉強できたのが、土曜は朝から利用者が多く、席が取れないこともあります。私の勝手な希望かもしれませんが、もう一度開館日を考え直していただけませんか。それが無理でも、せめて利用者が増えた分、席を増やすなどしていただければと思います。
利用者:「B」新刊図書や雑誌がたくさん置いてあるので、時々この図書館を利用しています。前は、平日しか開いていなかったので、会社から帰宅するころには既に閉館していて利用したくてもなかなか難しい状況でしたが、先日から週末にも利用できるようになり、週末の楽しみが一つ増えました。現在、週末は隔週の開館ですが、毎週開館するようになればもっとありがたいのですが。もう一つ、平日の開館時間は以前の通り9時から 6 時までなのに、土曜日はどうして9時から3時までなのでしょうか。土曜日に開館したら次の月曜は休館されるのですから、週末も6時まで開けていただければもっと利用しやすくなると思います。ご検討ください。
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記
以上(いじょう)
仕事でも個人の付き合いでも、メールはなくてはならないコミュニケーシ ョンの道具だと思います。職場ではちょっとした意見交換はメールで、という ことも増えています。ただ、最近、驚いたことがありました。会社で、目の前 に座っている同僚から送られてきたメールです。そのメールには私に対する強 い不満と批判が書かれていました。言いたいことがあれば口で言えばいいの に、わざわざメールで送ってきたのです。思わず相手の顔を見たのですが、い つもと変わらない表情で、逆に①怖い気がしました。メールは、一方的に言いっぱなしにすることができます。面と向かって言 いにくいからこそ、メールで送ってきたのだと思いますが、メールに頼ってば かりいると「面と向かって言う力」がだんだん落ちてくると思います。(45 歳・会社員)
メールは本当に便利な連絡手段です。最近は友達と出かける約束をするの もほとんどメール。携帯電話のメールなら本人に直接届いて、すぐに返事が来 るので安心です。相手の時間を気にすることなく、こちらが好きなときに送っ ておけばいいのも便利です。また、メールは自分の本当の気持ちを伝える手段としても便利だと感じま す。例えば電話や顔を見て話しているときはいえなかったことも、メールだと 伝えやすい場合もあります。私は今、東京の大学に通っていて、親と離れて暮 らしていますが、メールを使うようになって、前よりも感謝の言葉を素直に伝 えられるようになりました。家にいるときはけんかばかりしていたのに不思議 なものです。(20 歳・学生)
(坂戸健司『メモの技術』による)
(外出滋比古『思考の生理学』による)
A 教育現場で「暴力は絶対だめ」と教え、厳しく対処すべきなのは言うまでもない。同時に、子どもが爆発前に発しているはずのサインを読み取り、暴力を未然に防ぐ努力が、大人たちに求められているのではないか。 東京で中学校のスクールカウンセラーを務めてきた臨床心理士の植山起佐子さんが痛感するのは、家庭環境のつらさを背負った子の多さだという。共働きだと親子が接する時間は少なくなる。一人親家庭も増えた。不況下での不安定な収入も影響を及ぼす。 親に気持ちを十分受け止めてもらえないまま成長し、家庭でのストレスを引きずって学校に来る子どもがいる。
B 最近、ちょっとしたことで暴力を振るったり、攻撃的になる子どもが増えている。原因の一つに、最近の食事事情もあるのではないか。 家庭の事情により、コンビニ弁当やインスタント食品等を、毎日一人で食べなければならない子どもがいる。「食事」とは本来、空腹を満たし必要な栄養をとるだけのものではない。家庭が会話をする楽しい時間を与えるものである。食卓を囲んで会話をすることで子どもは学校のことや、自分の気持ちを素直に表現することができ、親も子どもの様子を感じ取ることができるのである。親はバランスの良い食事を子どもに与え、子どもの小さなサインを見逃さず暴力を未然に防がなければならない。
(河合 日経ビジネス 2011年3月7日取得により)