漢字読み

1。 それは愚かな行動だった。

2。 相手チームの巧妙な作戦に引っかかってしまった。

3。 町の公園は人々の憩いの場として親しまれている。

4。 この製品は需要が高く、生産が追いつかない。

5。 道路の拡張工事によって、渋滞が緩和された。

6。 工場の跡地が公園になった。

文脈規定

1。 コピー代は、後で払うので、とりあえず(  )おいてもらえませんか。

2。 この問題の最終的な対応は、社長に(  )することに決まった。

3。 疲れると、甘いものがなぜか(  )食べたくなる。

4。 彼が自分の意見を(  )主張したせいで、話し合いがちっとも進まなかった。

5。 こんな大事な取り引きは、入社2年目の社員には(  )が重いだろう。

6。 お気に(  )ことを申し上げてしまったようで、申し訳ありません。

7。 この数日ずっと雨で、窓も開けられないので、部屋が(  )して気持ち悪い。

言い換え類義

1。 山田氏は著書で、従来の経営戦略について意見を述べている。

2。 会議の資料はあらかじめお送りします。

3。 彼は高校時代、数学の成績が抜群だった

4。 A社のバックアップを受けて、新しい事業を始めた。

5。 彼の話を聞いて皆仰天した

6。 ご説明の内容はおおむね理解できました。

実践練習

1。 円滑

2。 優位

3。 かばう

4。 加味

5。 気配

6。 合致

文法形式の判断

1。 乗客の減尐が続いていた竹山鉄道が、今年の3月31日(  )廃止された。


2。 (ニュースで)
北川動物園では、連日の猛暑で元気のないペンギンに、せめて気分(  )南極を感じてもらおうと氷の塊がプレゼントされました。


3。 近年、子どもの読書離れが指摘されているが、(  )子どもの読書量は本当に減っているのだろうか。


4。 (メールの終わりに)それでは以上の件につき、引き続きご検討いただければ幸いに(  )。どうかよろしくお願い申し上げます。


5。 (会社で)
A 「あ、その資料はあしたまた使うから、捨てないで(  )。」
B「わかった。じゃあ、フゔ ルに保管するね。」


6。 本サービスを利用される方は、利用規約を(  )、お申し込みください。


7。 私は映画監督になる夢をかなえるために、一生懸命映像の勉強をしている。絶対に、(  )終わらせない。


8。 (会社で)
田中「ねえ、中村くん。もう遅いし、今日はここまでにしようよ。」
中村「そうだね。じゃあ、残りはあした(  )。」
田中「うん。またあしたがんばろう。」


9。 この曲は、失恋で落ち込んで泣いていた私に、また新しい恋をしようと(  )曲です。


10。 中村「山田さんは本当に猫が好きなんだね。今日のバッグも猫の絵柄だし。」
山田「うん。でも、あんまり持ち物が猫柄ばかりなんで、家族から『猫好き(  )だろう。』つて言われたりする。」


文の組み立て

1。 近所の猫は、私を見るとすぐに逃げるくせに、途中で立ち止まってこちらを振り返る。できるもんなら_ _  _ 困っている。


2。 先月、父に手作りの箸をプレゼントした。長くて_ _  _ 気に入ってくれているのかもしれない。


3。 このドラマの人気は、ストーリーも_ _  _ いえる。


4。 通勤に片道2時間かかる私みたいな_ _  _ 人は本当にうらやましい。


5。 近年の急速な ンターネットの普及がマスメデゖゕに_ _  _ 。


文章の文法

銀杏(注1)が衣を脱ぐ時


 毎年、秋も深まって朝夕の冷え込みが厳しさを増す今時分になると、北の郷里の菩提寺の境内(注2)にある銀杏の巨
木のことが気にかかる。
 (41) 、その銀杏が老木だから、台風でもきたら大枝が折れやしないかと心配するのではない。 今年の落葉はもう終わったか、どうか。まだなら、落葉するまでにあと何日でらい間があるだろうか。そう思って (42) 。
 その銀査は大木だから、葉を厚く繁らせていて、秋の黄葉はまことに見事である。それに、落葉の光景も思わず息を和栓むなほどのものであるらしい。 私はまだ見たことがないから、予定が立つようなら、いちど出かけてみてもいいと思っている。けれども、銀査としても落葉の予測などつくわけがないだろ2う。
 一枚や二枚の落葉なら話は別だが、この銀査の葉は、短時間で一枚残らず落ちてしまうのだから。
 精が降りたのではないかと思われるほど冷え込みのきつい、かんと晴れ渡った(43) 。裏山から昇る朝日の光苦が、庫裏(注3)の屋根を乗り越えて境内へ降りてくる。
 まず、銀査の一番てっべんに朝日が当たる。(44) 、暖められた葉が一杉、ひらと枝先を離れて、舞い落ちる。それを合図に、陽を浴びた葉が次から次へと落ちはじめる。ひっきりなしに落ちる。
 銀杏は、しばしさわさわという落葉の音に包まれる。まるで分厚いこがね色の衣を足元へ脱ぎ落とすかのように、銀査はみるみる裸になっていく。
 銀杏に誠きたい。今年の落葉は(45) 。
(注1) 銀杏 : イチョウ科の落葉高木。中国原産
(注2) 境内 : 社寺の境域の内
(注3) 庫裏 : 寺の台所。転じて、住職や家族の居間

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